・自賠責保険の補償範囲

自賠責保険の補償対象は「治療費」「看護料」「入院時の諸費用」「通院交通費」「診断書の費用」「休業損害(６．１００円／日)」「慰謝料(４．３００円／日)」です。これらが、２０２０年４月１日以降の事故の場合は限度額１２０万円の範囲内で支払われます。

自賠責保険は「自分以外の相手のケガに対する賠償」なので加害者以外は全員が対象になります。(※ご自身が１００％の加害者・自損事故では適用されません)

・治療費・交通費

治療費とは診察料や薬代、手術費、入院費など治療において必要とされた費用のことで、これらが実費で支払われます。

交通費は、通院時の公共交通機関の費用やタクシー代、車のガソリン代、駐車場代、高速道路料金などが対象ですが、必ず領収書が必要になります。

ガソリン代においては、実費ではなく、１キロあたり１５円の計算となります。

・慰謝料

慰謝料には2種類あり「入通院慰謝料」と「後遺症慰謝料」があります。

「入通院慰謝料」は１日通院で４．３００円の計算で支払われます。(通院日数や通院期間によって前後します)「後遺症慰謝料」は治療終了後も後遺症が残った場合に支払われるものです。

・休業損害

ケガや通院、入院で仕事を休んだ際に受けられる補償です。

正社員やパート・アルバイトなど雇用形態に関係なく補償が受けられ、休業期間や通院日数などによって金額が変わってきますが、有給休暇を取った場合でも請求の対象となります。

専業主婦であっても家事に支障が出た場合、請求することができます。

補償額は日額最大６．１００円です。

・同乗者のケガも自賠責保険の対象

同乗者は、助手席や後部座席に座っている分、ドライバーに比べて重症になるケースが多いです。

自賠責保険は加入者以外全ての負傷者が対象になります。そのため、例え自損事故でも同乗者には自賠責保険が適用になります。(この場合、運転手は自賠責保険適用外)よって、治療費や慰謝料、その他諸費用もしっかり支払われますので、安心して通院してください。

・専業主婦の方も請求できます

専業主婦の方でも、家事で支障が出た場合には休業損害を請求することが可能です。

また、主婦の方や学生の方で、パートや学校が休めず通院なかなかできず、治療が後回しになりがちです。

交通事故のケガは初期治療が肝心です。当院では交通事故の治療は２１：００まで受け付けております。もし通院環境が整わずお悩みの場合は一度ご相談ください。

当院は交通事故のケガの治療はもちろん、保険関係の知識も豊富です。また弁護士法人とも連携し、万全の体制を整えております。

交通事故の手続きでお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

Q交通事故治療で窓口負担はどのくらいかかりますか？

A交通事故治療の場合、自賠責保険適用で基本的に当院での治療は全て窓口負担がありません。

Q補償や慰謝料はどのようにして決まりますか？

Aお仕事を休んだ日数や通院日数や通院期間によって決まります。

Q任意保険とはどうゆう保険ですか？

A任意保険とは、自賠責保険でカバーしきれない損害を補償する保険です。任意保険には対人、対物、人身傷害補償特約、弁護士費用特約などがあります。