背骨と背骨の間に存在する椎間板は、背骨を結びつけ、クッションのような役割を果たしています。この椎間板は、繊維輪と髄核から成り立っており、上下の背骨からの圧力を受け、椎間板が圧迫されることで、それらが連なり髄核が外側に突出して神経を圧迫することがあります。これによって疼痛やしびれ、感覚の低下、上肢や下肢の機能低下などが生じます。

このような症状の事をヘルニアと呼びます。

ヘルニアには大きく分けて2種類あり

・頚椎椎間板ヘルニア➙頚部で発生したもの

・腰椎椎間板ヘルニア➙腰部で発生したもの

に分ける事が出来ます、

どちらも症状が現れる共通点として、椎間板が圧迫される事により、神経に影響が及び痛みが引き起こされるのです。

また、実はレントゲン検査だけでは正確なヘルニアの診断が難しい場合があります。

レントゲン検査とは、骨の構造を可視化するのに適していますが、椎間板の詳細な状態は捉えることができません。椎間板が圧迫され神経に接触しているかどうかを正確に把握するには、MRI（磁気共鳴画像法）などの画像診断が必要です。したがって、レントゲン検査だけでヘルニアと診断された場合、実際にはヘルニアでない可能性もあるため、注意が必要です。

ヘルニアの原因は椎間板の変性や悪い姿勢、重い物の無理な持ち上げ、仕事や作業による腰痛や頚椎への負担増加、喫煙、遺伝、精神的、社会的要因、およびストレスなどがヘルニアの発生に関与していると言われており、原因は様々です。

ヘルニアの発生における好発部位として、頚椎椎間板ヘルニアでは髄核が後方に突出することが一般的で、最も頻繁に5番と6番の間の椎間板で発生し、次に6番と7番の間の椎間板、そして4番と5番の椎間板での発生が多くなります。

一方、腰痛椎間板ヘルニアは、20代から60代の活動的な男性によく見られ、特に4番と5番の間の椎間板で発症が多く、次いで5番と仙椎の間の椎間板、3番と4番の間の椎間板に多いです。3番より上位のヘルニアは稀であり、2つ以上の椎間に発生するヘルニアも存在します。

椎間板ヘルニアを放置した場合、下半身に力が入らないといった状態になりかねません。また、足先まで強い痺れが起こる事で、徐々に歩行が困難となったり、静穏時にも関わらず、強い痛みが続くというようなことになりかねません。

最終的には、身体を動かす事自体が辛くなる場合もあり、さらに最悪の場合、今までは自身で何気なく行えていた、排尿・排便と言った排泄行為までもが満足に行なえなくなる可能性もあります。

ですので、ヘルニアは出来るだけ早い専門家への受診が必要となります。

ヘルニアでお悩みの方は放置せず、ぜひ寄居町・深谷市・小川町のさとう鍼灸接骨院へお越しください。お待ちしております。

椎間板ヘルニアは症状や進行状態によっては、手術が必要な場合もありますが、多くは首・背中まわりや腰の筋肉の緊張や、列をなす背骨の動きが正常ではなく、どこか一転に負担のかかるような動きしていると、神経が圧迫されて痛み・痺れが出ているものがあります。

筋肉の緊張や背骨を正常な動きに戻すことで、痛みや痺れを緩和することができます。さとう鍼灸接骨院では「筋肉×関節調整」「電気治療」を主に、場合によっては「鍼灸治療」も取り入れ、筋肉や背骨の動きを正常に戻し、痛みや痺れが出にくい状態を目指します。

筋肉×関節調整

さとう鍼灸接骨院の「筋肉×関節調整」は、解剖学・運動学を元に、痛みの原因となる筋肉や関節を見極め、緊張を取り除き正常な動きに戻します。「ボキボキ」「バキバキ」といった無理な施術はいっさい行いません。

電気治療

最新機器の「ES５０００」を使用し、立体動体波と呼ばれる神経症状に良く効く電気を当てます。一般的な低周波電気治療に比べて、より深いところにアプローチできるため、痛みや痺れを緩和する効果が期待できます。

鍼灸治療

神経は身体の奥に存在します。鍼灸治療では身体の深部まで直接アプローチができるため、手技治療や電気治療などで改善されない方は鍼灸治療をおすすめします。

椎間板ヘルニアは早期からの治療が重要です。症状が進行してからだと、改善するまでに時間がかかります。また放置すると手術になるケースもあるので、首・腰の痛みや、手足の痛み・痺れなどの症状がありましたら、早めにさとう鍼灸接骨院を受診してください。

Ｑ＆Ａ

Ｑ手術したほうが良いと言われましたが、なるべくしたくないです。

Ａ歩行困難や排尿・排泄に支障がある場合は手術になるケースが多いですが、日常生活がなんとかできている状態であれば、治療で改善します。手術にはリスクもあります。なるべく回避するためにも、早めにさとう鍼灸接骨院にご相談ください。

Ｑヘルニアの手術の経験があるが、施術は可能ですか？

Ａ可能です。一度、手術をしてもその後のケアを怠ると、再発や近接部位での発症が起こることもあります。痛みがひどくなる前に、是非さとう鍼灸接骨院にご相談ください。