鍼灸治療はマッサージや電気治療では難しいとされる深部の筋肉や神経にアプローチが可能です。鍼を刺し、深層筋の血管を拡張させて血行を促進させることで、筋肉の過緊張をゆるめ柔軟性を向上させます。よって優れた鎮痛効果や関節可動域の改善がみられます。「鍼灸特化コース」では患者様一人ひとりの症状に応じて、鍼治療・灸治療・鍼通電・鍼の種類や本数を変えて施術します(料金の変動はありません)。

「鍼灸特化コース」で、今まで長いことお悩みだった症状や、どこにいっても治らなかった症状をお持ちの多くの方が改善されています。

使用する鍼はエチレンオキサイトガス(EOG)滅菌済み(無菌状態)の使い捨ての鍼を使用しており、安全衛生上、最も高いものを使用しております。また、長さや太さが違う鍼を１０種類以上完備しており、刺激が苦手な方、得意な方に合わせての施術を行いますので、ご安心ください。

当院の鍼灸治療は、身体の解剖学、機能学、運動学を主とする医学的根拠に基づいた理論で、患者様一人ひとりの身体の状態に応じたオーダーメイドの鍼灸治療を行います。

ひと昔前では「鍼灸治療は怪しい・・」「何に効果があるのか分からない・・」などと誤解されていた面もありましたが、近年、鍼灸治療は現代医学の観点から様々な研究がされていて、痛みの緩和・自律神経の調整作用・脳の活性化・免疫力の向上など、継続的な鍼灸治療は、医学的・科学的に良好な反応が出ていることが証明されてきています。

鍼治療は「痛そう」「怖い」「注射みたい」などのイメージから、敬遠される方もいらっしゃると思います。しかし、鍼自体は髪の毛程の細さで、「管鍼法」といって管に鍼を入れてトントンと叩いて、瞬間的に鍼が皮膚を通過するため、ほとんど痛みを感じる事はありません。

身体の状態によっては鍼を入れていくと「ズーン」と重くなる鈍痛を感じます。これは俗にいう「響き」というもので、硬くなった筋肉を刺激する事で、締め付け状態になっている神経や血流が改善される時に起こります。回数を重ね、状態が良くなってくると「響き」の感覚も弱くなります。施術を受ける方によってはこの「響き」が苦手な方もいらっしゃいますが、当院では様々な種類の鍼で刺激量も調節できるのでご安心ください。

灸治療は、大きく分けて直接灸と間接灸があります。まず最初に当院では間接灸を使用しています。

直接灸は、皮膚に直にもぐさを置いて火をつけて人為的に簡単なやけどをつけることで、生体の防御反応を引き出します。その目的によっては小さな水疱や灸痕が残る場合があります。

当院で用いている間接灸は、皮膚ともぐさの間に熱に対する緩衝材を入れて置くことで、柔らかな温かさがじっくりツボに温熱刺激を伝えていきます。直接皮膚に置いてないので、やけどの心配もなく気持ちが良い程度の刺激量です。

鍼灸治療は身体の痛みの緩和はもちろんのこと、脳や自律神経にも働きかけ精神的にも状態を良くする効果や自然治癒力(自己回復能力)の改善や免疫力の向上の効果があります。

人の身体は悪い状態が続くと自分ではうまく回復できずに、ますます悪い方向に向かっていってしまします。鍼灸治療で自分にもともと備わっている力を引き出し、心身共に不調が出にくく、健康的な状態を取り戻しましょう。