頭痛にはいくつか種類があり、中には怖い病気の前兆も潜んでいるかもしれません。

放置するのではなく、原因を見極め、早期にご自身に合った治療を行うことが大切です。

①緊張性頭痛

「緊張性頭痛」は肩や首の筋肉の緊張に伴う頭痛で、日本人の頭痛の中で最も多いのがこの「緊張性頭痛」です。およそ5人に１人が悩んでいる頭痛で、女性に多く見られると言われています。後頭部から背中にかけてギューっと締め付けられるような痛みが特徴です。

原因はスマホ・PC・同じ姿勢での作業などの肉体的にストレスや、精神的・社会的ストレスなども原因になります。

首や肩の筋肉の緊張を取り除けば解消されます。

②偏頭痛

「偏頭痛」は、ズキンズキンと拍動性の痛みが２～３日持続するのが特徴で、頭痛が起こると、何も手につけなくなる程の痛みです。光や音に耐えられなくなるのも特徴で「目がカチカチする」といった前兆がみられることもあります。原因は諸説ありますが、三叉神経の異常で血管が拡張するという説が有力です。ストレスや、季節の変わり目、空腹時に起こることがあるようです。

治療は薬が主体ですが、痛み止めが効かなくなったり、かえって頭痛が強くなる(薬物乱用頭痛)こともあるため注意が必要です。

③群発性頭痛

頭痛が一定の期間に集中して、片目の奥に起こります。感じたことのないような痛みで、毎日同じ時間に起こることが特徴です。

副交感神経の異常で起こるとされていますが、原因は不明です。

④2次性頭痛

上記以外にも脳の病気によって起きる頭痛の事を言います。くも膜下出血・脳出血・脳腫瘍などです。いつもと違う突発的な頭痛です。早急に病院に行ってください。

当院では、患者様の状態をカウンセリングと徒手検査で判断し、頭痛の原因を鑑別します。頭痛の原因は多岐に渡ります。当院で施術可能な状態でなければ、早急に病院に紹介させていただきます。

当院で施術可能な状態(緊張性頭痛・偏頭痛)の場合は、「筋肉×関節調整」や「鍼灸治療」などを取り入れて、施術を行います。

筋肉×関節調整

頭痛の原因となる筋緊張を取り除くため、筋緊張している筋肉や、その原因となる筋肉や関節の動きを正常な動きに戻し、痛みの出にくい状態を目指します。

また、頸椎の動きを改善し、自律神経の機能を改善させることで、頭痛をなくすことを目指します。

鍼灸治療

鍼灸治療は筋緊張の改善に非常に効果的で、緊張性頭痛ではその場で効果を感じていただけることも、多々あります。また自律神経にも働きかけ、ストレスや外的要因(気温や季節の変わり目)などからくる頭痛にも効果的です。

Q薬は飲んでも大丈夫ですか？

Aひどい頭痛の際は飲んでいただいても構いません。しかし、根本改善にはなりません。

Q病院で異常なしと言われたが、治療は可能ですか？

A病院の検査で異常がない場合は、緊張性頭痛や偏頭痛の可能性が高いです。

湿布や飲み薬では改善しないこともあるので、一度、当院へご相談ください。