シンスプリントは運動中や運動後に脛骨(すねの骨)の中央から下の内側を中心に広い範囲で炎症が起こり痛みが起こる状態です。稀にふくらはぎの外側に痛みが出ることもあります。

初期では運動は可能な状態ですが、進行すると歩行時でも痛みを訴え始め、運動続行が難しくなることもあります。

シンスプリントは踵を上げる筋肉(特に後脛骨筋・長母指屈筋・長趾屈筋)を使いすぎることによって、その筋肉が付着している付着部や骨膜(骨の外側の膜)に炎症を生じて発症します。

硬い地面での繰り返しのランニングやハードなトレーニングをしたりすると発生することが多いです。

また新しい靴に変えた時、足に合わない靴やインソールを使っている、筋肉の柔軟性、偏平足、knee in toe out(膝が内側に入って足が外側に向いた状態)なども原因となります。

シンスプリントの症状はいくつかのグレードに分類されます。

グレード１：運動時のみの痛み

グレード２：運動中・運動後に痛みがあるが、スポーツ活動は可能

グレード３：運動前・中・後に痛みがありスポーツ活動に支障がある

グレード４：運動以外でも痛みが強くスポーツ活動は不可能

※グレード３以上は運動活動を休止する必要があります。

基本的にはふくらはぎの内側に痛みを訴えることが多いですが、稀にふくらはぎの外側に痛みを感じる場合もあります。

患部の施術

初期では「患部の痛み」を取る施術を行います。当院では手技療法やハイボルト療法を使用して施術を行います。

ハイボルト療法は、痛みを取り除くことに特化した電気療法です。

ジュニアアスリート整体

シンスプリントは、足の使い方で原因となる筋肉に負担がかかりやすくなっていることが多いです。ジュニアアスリート整体では痛みのある部分だけではなく、筋肉の負担となる原因を見極めて、痛みを取り除き、痛みの出にくい身体造りを目指します。

矯正用インソール(フォームソティックス・メディカル)

シンスプリントはknee in toe out(膝が内側に入って足が外を向いた状態)や偏平足の状態に起こりやすいです。フォームソティックス・メディカルはそのような足の状態を矯正してくれるので、治療と併行して使用すると、痛みの改善と再発防止に効果的です。

鍼灸治療

シンスプリントの原因となる筋肉は、ふくらはぎの深部に存在します。手技や電気治療ではアプローチできない部位も、鍼灸治療でのアプローチが可能なので、慢性化して治りが悪くなってしまった状態では鍼灸治療が効果的です。

Q＆A　寄居町・深谷市・小川町　さとう鍼灸接骨院

Q　どんな人がなりやすいですか？

A　knee in toe out(膝が内側に入って足が外を向いた状態)、偏平足の方や、足に合っていない靴やインソールを使用している方に多く起こります。

Q　テーピングは効果がありますか？

A　固定をするようなテーピングではなく、足をうまく使えるようにするテーピングは効果があります。

ご希望の場合は一度ご相談ください。