まず鵞足とは、縫工筋・薄筋・半腱様筋の3つの筋肉が、膝下の内側に付着する部分のことを言います。付着部の形が鵞(ガチョウ)の足に似ていることから「鵞足」と呼ばれています。

「鵞足炎」とは、この付着部に負荷がかかることで炎症が起こっている状態を言います。

鵞足炎の原因は過度な運動の繰り返しで起こります。

また「knee in toe out」(膝が内側に入って、つま先が外に向いた状態)の肢位で膝を使いすぎることによって、鵞足に強い牽引力が働くため、炎症の原因となります。

成長期の過度なスポーツ活動によって起こることが多いです。

鵞足炎の症状は、膝下の内側に痛みを感じます。

スポーツ中やスポーツ後に痛みを感じることが多く、膝の曲げ伸ばしや押した時にも痛みがあります。

悪化したケースでは、日常の歩行でも痛みが出ることもあります。

患部の痛みを取る施術

まずは痛みをとる施術を行います。当院では手技療法・ハイボルテージ療法(痛みを取ることに特化した電気治療)を行います。場合によってはスポーツ前にテーピングを施すことも行っています。

ジュニアアスリート整体

鵞足炎の原因は膝の使い方にあります。それは「膝が内側に入っている」「足が外を向いている」「股関節の可動域が狭い」「足首の柔軟性が悪い」など様々な要因から、膝の使い方が悪くなってしまいます。当院では身体がどのような状態かを見極め適切な施術を行い、痛みの出にくい身体を目指します。

矯正用インソール(フォームソティックス・メディカル)

常に履いているシューズの状態が悪いと、施術で良い状態にしても再度、悪い使い方をしてしまうこともあります(癖となっているため)。フォームソティックス・メディカルを使い、足の骨を正常な位置に矯正することによって、身体が正しい動きとなります。当院の施術と併行して使用していただくことで、より痛みの出にくい身体となり、スポーツのパフォーマンス向上にもつながります。

Ｑ＆Ａ　寄居町・深谷市・小川町　さとう鍼灸接骨院

Ｑ　運動はしない方が良いですか？

Ａ　鵞足炎は過度な負担によって起こります。歩くだけでも痛いなどの重症なときは無理な運動は避けましょう。

Ｑ　自分でできるセルフケアはありますか？

Ａ　鵞足は３つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が集まった部分です。

どの筋肉が原因での痛みかによって重点的に行うストレッチも変わってきます。正しいストレッチを行うことはとても効果的です。